泌尿器科

更新日  平成31年4月9日

茅ヶ崎市立病院泌尿器科では、泌尿器科診療全般を行っております。
 20194月より藤浪・杉浦・小林・横井・入部の5名の常勤医と近隣で開業されている朝倉先生、そして仙賀名誉病院長に外来をお手伝いしていただき診療を行っております。
 泌尿器科診療全般の中でも特にがん診療に力を入れております。泌尿器がん(前立腺がん、腎がん、膀胱がん、腎盂尿管がん、精巣がん、陰茎がん等)は診断、治療だけではなく、その後の外来通院、病気が進行した場合の治療・緩和医療等を含めると生涯にわたり見ていく必要があります。その意味で、家の近くの病院で安心して診断・治療から最後までみていくのが理想的と考えます(手術内容・手術時の所見は千差万別であり、その後のフォローも治療内容がしっかり分かっている同じ施設で行うことが理想です)。

当院の泌尿器科がん診療において特筆すべき点を挙げますと、

 (1)からだに優しい低侵襲治療である腹腔鏡手術(前立腺癌、腎癌、腎盂尿管癌、副腎腫瘍、副腎腫瘍、膀胱癌(2018 年より開始)で行っております)、経尿道的内視鏡手術を積極的に行っていること

 (2)泌尿器科指導医2名、泌尿器科専門医2名が常勤していること

 (3)藤浪、杉浦は泌尿器腹腔鏡技術認定医であり、さらに藤浪、杉浦の2人は癌治療認定医(認定医とは,日本癌治療認定医機構が、がん治療の共通基盤となる臨床腫瘍学の知識およびその実践を支える基本的技術に習熟し,医療倫理に基づいたがん治療を実践する優れた医師を認定する資格です)を取得していること

 (4)藤浪は茅ヶ崎市立病院のがん診療連携指定病院の取得(2018年4月1日に取得)に、中心として携わったこと

 (5)藤浪は合計5年間、杉浦は2年間、神奈川県立がんセンター泌尿器科医長としてがん治療の診療をしていた実績があること

 (6)泌尿器科内では毎日カンファレンスを行い、全員で相談しながら治療方針を決めていること

このように、茅ヶ崎・寒川の方をはじめ、その近隣の泌尿器がんの方にも安心して当院で診断・治療・外来通院していただけると思います。

前立腺がん診断のための前立腺針生検は、23日の入院で超音波モニター下、経会陰式で行っております。脊椎麻酔で行いますので、痛みは感じません。生検で大切なことは、苦痛を伴わないこと、正確に狙った部位を生検すること、合併症(特に感染症)が少ないことです。いずれも、当院での麻酔下経会陰式生検は優れていると考えます。

前立腺がんに対する手術療法は腹腔鏡手術を行っております。腹腔鏡手術のメリットは出血が少なく、拡大視野で手術できることで、機能の温存が期待できることです。リスクの高くない患者さんには失禁の合併症を減少させるよう、骨盤の解剖学的構造を温存する手術を行っております。 

前立腺がんに対する放射線治療(外照射)も当院で行っております(3D-CRTになります)。一次ホルモン療法に抵抗性の場合は新規ホルモン剤の導入、外来化学療法室で抗がん剤(ドセタキセル、カバジタキセル)の投与も行っております。

腎がん、腎盂尿管がんは基本的に腹腔鏡手術を行っております(腹腔鏡手術が難しい場合は開腹手術を行います)。泌尿器科の手術の中で腹腔鏡手術での最大のメリットのあるのは腎、副腎の手術です。術後の回復も早くなります。進行性腎がんには分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤による最新治療を行っております。

膀胱がんの治療は手術、抗癌剤治療等を行っております。2018 年より膀胱全摘は腹腔鏡手術を開始し
ました。膀胱を摘出するため、腸管による尿路変向が必要な場合は小さな傷が必要になります。腹腔鏡
手術により出血が少なく、腸閉塞のリスクが少なくなるため、術後の回復が早くなりました。進行性の膀胱がん、腎盂尿管がんに対しては積極的に抗癌剤療法を施行しております。また、2次治療としての免疫チェックポイント阻害剤の最新治療も行っております。

精巣がんは手術療法後、必要な場合抗癌剤投与を行っております。高度進行性の場合は県立がんセンター等で抗癌剤治療をお願いする場合がございます。

副腎腫瘍も腹腔鏡手術を行っております。
泌尿器系がん治療だけでなく、前立腺肥大症に対する経尿道的内視鏡手術も積極的に行っております。

尿路結石に対する治療はレーザーによる、経尿道的尿路結石治療を多数行っております。
その他、ご不明な点はお気軽に医師にご相談ください。

 

2013年

2014年

2015年

2016年

2017年 2018年

前立腺全摘術

(うち腹腔鏡)

21

(0)

16

(0)

17

(15)

25

(25)

31

(31)

30

(30)

膀胱全摘術

(うち腹腔鏡)

7

(0)

6

(0)

4

(0)

6

(0)

11

(0)

9

(6)

腎摘除術

(うち腹腔鏡)

6

(5)

4

(4)

5

(5)

4

(4)

4

(4)

5

(5)

腎部分切除術

(うち腹腔鏡)

2

(2)

1

(1)

4

(4)

3

(3)

5

(5)

1

(1)

腎尿管全摘術

(うち腹腔鏡)

11

(11)

11

(11)

9

(9)

9

(9)

12

(12)

8

(8)

腹腔鏡下副腎摘除

8

6

0

2 1 0

経尿道的膀胱腫瘍切除術

99

90

72

93 85 71

経尿道的前立腺切除術

57

28

34

37 24 27

前立腺針生検

104

103

111

110 147 137

経尿道的上部尿路結石除去術

19

63

65

79 60 58

(注)手術実績(1月から12月のデータです)

医師

藤浪 潔(副院長、科部長)

卒業年 平成元年
日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本がん治療認定医、泌尿器腹腔鏡技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医(泌尿器腹腔鏡)、「緩和ケアの基本的教育に関する指導者研修」終了

杉浦 晋平(副科部長)

卒業年 平成9年

日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本がん治療認定医、泌尿器腹腔鏡技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医(泌尿器腹腔鏡)

小林 良祐(医長)

卒業年 平成25年

横井 勇毅(医長)
卒業年 平成26年
入部 康弘(修練医)
卒業年 平成28年
仙賀 裕(名誉病院長)
卒業年 昭和53年
日本泌尿器科学会専門医・指導医
朝倉 智行(非常勤)
卒業年 平成3年
日本泌尿器科学会専門医・指導医

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