腎臓内科

更新日  令和3年4月1日

 本科では、腎炎・ネフローゼに代表される腎臓病を対象に診療を行っています。健康診断などで偶発的に見つかった蛋白尿・血尿は腎臓病の大切なサインとなります。これらが無症状に進行した慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease : CKD)は成人の8人に1人とも言われており、透析の予備軍であるばかりでなく、心臓血管障害(心筋梗塞、狭心症、脳卒中)の発症や死亡などの予後を左右することが判明してきました。そのため、必要に応じて針腎生検による早期診断を行い、寛解・腎機能低下の遅延を目指した積極的な治療が必要となります。
 2013年にはCKDガイドラインが見直され、従来評価されてきた腎機能低下に加え、蛋白尿に代表される尿所見を元にリスクが細分化されました。患者さん一人一人に合わせたきめ細かい治療が求められており、特に生活習慣病(糖尿病・高血圧・高脂血症など)のコントロールは慢性腎臓病の進行抑制に重要であり、徹底した管理を行っています。
 残念ながら、日本の慢性維持透析患者数は毎年約1万人ずつ増加し、約30万人の方々に治療が行われています。茅ヶ崎市を含む湘南東部(藤沢市、寒川町)地域も同様で、透析療法を必要とする末期慢性腎不全の患者数は毎年約150人ずつ増加していると推測されます。また、地域の高齢化を反映してか、透析導入年齢は当院では全国平均を約5歳上回っています。末期腎不全に進行し、代替療法を必要となられました患者さんにつきましても地域の医療機関や他科との連携を取りながら、透析導入(血液透析・腹膜透析)や腎移植のための紹介に加え、多様な合併症の管理を行っています。

入院実績

入院の原因となった疾患 説明 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度
血液透析(IHD)導入 新規に血液透析を開始された方です。 27 19 35 32 47
緊急透析(急性腎傷害、慢性腎不全の急性憎悪など) 緊急で血液透析を行った方です。 6 4 9 12 3
維持透析患者の入院維持透析 元々透析を行われている患者さんが本院で入院透析を行った方です。 105 128 81 41 97
持続的暖徐式血液浄化及び血漿吸着(エンドトキシン吸着) 集中治療室で持続的に透析を行ったり、特殊治療を行った方です。 2 4 5 7 2
血漿吸着(ビリルビン吸着、LDL吸着、吸着式血球成分除去) 透析室で特殊な成分吸着治療を行った方です。 1 0 2 4 0
血漿交換(単純血漿交換、二重濾過血漿交換) 透析室で血液を交換する治療を行った方です。 1 5 5 3 2
腹水濾過濃縮再静注(CART) 腹水を濃縮して体に返す治療を行った方です。 11 16 6 14 7
腹膜透析(CAPD)導入 腹膜透析を新規に開始した方です。 4 2 2 1 1

 

手術実績

手術 説明 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度 令和元年度
内シャント造設術 血液透析を開始するための標準手術です。 33 35 45 39 51
内シャント再造設術 上記を再度行った場合です。 7 9 1 4 1
血栓除去術 シャント内の血栓を取り除く手術です。 1 8 0 0 1
動静脈表在化 血液透析のための特殊な手術です。 3 1 0 1 1
経皮的血管形成術 シャントが狭くなった所を広げる手術です。 41 51 24 29 16
長期留置カテーテル挿入術 血液透析のための特殊な手術 1 3 0 0 0

 本院では透析が必要になった患者さんに対しての標準治療を本院のみで可能な限り完結して行うことができるようになっております。
 また、他科に入院された患者さんに必要な特殊な血液浄化治療も幅広く提供しています。

医師

増田 真一朗(科部長)

卒業年 平成14年
専門分野:腎炎、慢性腎臓病、腎硬化症

一般社団法人日本内科学会認定内科医、一般社団法人日本透析医学会透析専門医、一般社団法人日本腎臓学会腎臓専門医・指導医、特定非営利活動法人日本高血圧学会専門医、日本医師会認定産業医、身体障害者福祉法指定医(じん臓機能障害)

三浦 隆彦

卒業年 平成22年

専門分野:腎臓病一般

一般社団法人日本内科学会総認定内科医、一般社団法人日本腎臓学会腎臓専門医

権代 悠人

卒業年 平成29年

専門分野:腎臓病一般

近川 恵子

卒業年 平成31年

専門分野:腎臓病一般

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