脳神経外科
更新日 令和5年4月3日
茅ヶ崎市立病院脳神経外科の特色
おもに手術が必要な、脳神経の病気や怪我のある患者さんを診療しています。
手術が必要となる代表的な病気や怪我には、出血性脳血管障害(脳出血、クモ膜下出血、脳動静脈奇形等)、頭部外傷(脳挫傷、急性硬膜下血腫、急性硬膜外血腫、慢性硬膜下血腫等)、脳腫瘍(膠芽腫、髄膜腫、下垂体腺腫、転移性脳腫瘍等)、水頭症などがあります。
現在、いくつかの病気や怪我に関して、標準的な治療指針(ガイドライン)が提唱されています。私たちはそれらに準じつつ、患者さんやご家族の意思を尊重しながら、適切な治療を行ってまいります。
現状、医師一人のみでの診療体制であり、オペ含め救急や緊急対応を制限しております。現在の入院中および外来フォロー中の患者に注力するため、安全管理上必要な措置であり、ご理解の程を宜しくお願い致します。
手術実績
本科は脳の外科的治療を担当しています。緊急の処置を必要としない病気や怪我は、治療までに時間的余裕があるので、様々な医師の説明を聞いたり、ご自身で調べられたりして、後悔の無い治療選択をされることをお勧めします。もちろん本科外来でご相談いただくことも可能です。
一方、緊急処置が必要なものは、短時間での決断を必要とし、手術処置も難しく、術後も全身管理が必要です。本科の手術件数は少ないのですが、可能な限り安全な脳神経外科手術が行えるように技術・器具を備え、限られた時間での術前検査、納得いくまでの術前説明、妥当性ある手術手技、徹底した術後管理、治療後の相談や助言を丁寧に行うことに力を入れています。
病々連携をとおして、高度専門医療を提供するよう努めています。
本科では、大学病院(横浜市立大学)や他病院の専門家にも相談しながら、最新の高度専門医療を提供するよう努力しています。
また、本院で対応困難な時には、これらの病院に診療をお願いしています。
本科は、横浜市立大学医学部脳神経外科を基幹施設とする病院群で構成された専門医研修プログラム(日本脳神経外科学会認定)において、関連施設に指定されています。
病診連携をとおして、地域医療に取り組んでいます。
本科は、紹介・逆紹介などの病診連携にも積極的に取り組んでいます。
受診に際しましては、まずはかかりつけの先生とご相談いただき、必要であれば、かかりつけの先生から本院の患者支援センターを通じて外来予約をして頂きますと、よりスムーズな受診が可能です。
また、本科での診療が一段落した後、定期的な診察や内服薬の処方などを、もとのかかりつけの先生方に継続して頂くようお願いしております。
早期リハビリテーションを積極的に行っています。
医療は多くの専門分野で構成されています。私たちは、他の科の医師や、他の職種の協力を得ながら、チームワークを大切にして医療を行っています。
特に、脳神経疾患で麻痺等の神経の症状が出現した場合、早めにリハビリテーションを開始することが機能回復にとって極めて重要であることがわかっておりますので、早期リハビリテーションを積極的に行っています。
手術・治療情報データベース事業に参加しています。
本科は学会の大規模データベース事業に参加しておりデータ登録を行っています。
一般社団法人日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgical Database:JND)(主に手術・治療情報)
詳細につきましては下記リンクよりご覧ください。
診療実績
令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | |
---|---|---|---|
入院数 | 180 | 139 | 104 |
脳腫瘍摘出術 | 3 | 3 | 0 |
開頭クリッピング術 |
7 | 4 | 3 |
血管内コイリング術 | 1 | 3 | 0 |
頭蓋内外血管吻合術 | 1 | 0 | 0 |
脳内血腫除去術 | 2 | 4 | 1 |
外傷性頭蓋内血腫除去術 | 2 | 0 | 0 |
穿頭血腫洗浄ドレナージ術 | 33 | 21 | 20 |
シャント短絡術 | 7 | 3 | 1 |
その他 | 5 | 2 | 4 |
手術件数合計 | 61 | 40 | 29 |
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