耳鼻いんこう科

更新日  令和6年9月4日

 耳鼻いんこう科は、みみ、はな、のど、くびという広い領域を内科的、外科的に治療していく診療科です。当科では感染症、難聴、めまいなどの急性期疾患の入院治療や、手術の必要な疾患に重点を置いて、小児から成人までの急性期疾患の入院治療や手術に重点を置いて診療しています。

<対象となる主な症状>

耳...耳の痛み、難聴、耳のつまり感、耳鳴り など

鼻...鼻づまり、鼻汁、鼻出血、後鼻漏 など

のど...のどの痛み、声がかれる、飲み込みづらさ、呼吸のしづらさ、いびき など

くび...くびの腫瘤(しこり)、痛み など

その他...日中の眠気、めまい など

 外来診療では、ご自身の鼻内やのどの様子をファイバースコープ写真などを示して、わかりやすい説明を心がけています。外来日帰り手術は成人のみですが、アレルギー性鼻炎に対する下甲介粘膜レーザー焼灼は鼻閉、鼻漏の緩和に一定の効果があります。また、中耳炎に対する粘膜チューブ挿入術、鼻茸切除術、頸部リンパ節摘出術なども行っています。聴覚検査としては、自動ABRによる新生児聴覚スクリーニングや、難聴が疑われる児には鎮静化ABRによる精密検査も行っております。

入院は手術目的が約4割で、手術は良性疾患を中心に行っております。副鼻腔炎に対する内視鏡下副鼻腔手術はナビゲーションシステムを使用しており、副鼻腔周囲の危険な場所を同定しながら安全第一で手術を行っております。そのほかでは鼻閉改善手術、扁桃炎の予防目的の口蓋扁桃摘出術、小児の中耳炎や睡眠時無呼吸症候群の手術治療、頸部良性腫瘍手術(耳下腺腫瘍、顎下腺腫瘍、頸部嚢胞など)が中心です。手術以外では耳性めまい、突発性難聴、顔面神経麻痺、のどやくびの感染症の入院治療を行っています。

また、いびきや日中の眠気の原因となる、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の診断と治療を行っています。1泊入院で終夜睡眠ポリソノムグラフィー検査を行い、適応があれば経鼻的持続陽圧呼吸療法(nasal CPAP)をおこなっています。また、軽症の場合は当院の歯科口腔外科に依頼し、口腔内装置を作成する場合もあります。

頭頚部悪性腫瘍の診断となった場合は、専門医のいる工事医療機関へ速やかにご紹介しておりますが、早期がんに限り放射線治療科と連携し、治療を行っています。

 

主な手術の件数

主な手術実績 手術件数
令和5年度 令和4年度

令和3年度

鼓膜換気チューブ挿入術 19 32 24
先天性耳瘻管摘出術 2 2 4
内視鏡下副鼻腔手術(腫瘍摘出含む) 67 47 45
鼻中隔矯正術 43 30 31
内視鏡下鼻腔手術I型(下甲介手術) 72 60 74
扁桃摘出術(口蓋扁桃とアデノイド切除) 103 107 73
口腔・咽頭良性腫瘍摘出術 3 4 2
喉頭微細手術(声帯ポリープ等) 5 6 6
耳下腺腫瘍摘出術 3 4 3
顎下腺摘出術(腫瘍・唾石症) 5

1

4
頸部リンパ節摘出術 4 5 12
頸部嚢胞摘出術 4 1 4
気管切開術 6 13 11
その他 19 17 6
355 329

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医師

田中 恭子(科部長)

卒業年 平成19年

日本耳鼻咽喉科学会 耳鼻咽喉科専門医・耳鼻咽喉科専門研修指導医

身体障害者福祉法指定医(聴覚又は平衡機能障害・音声機能、言語機能又はそしゃく機能障害)

補聴器相談医

臨床研修指導医

小林 茉莉子

卒業年 平成24年

日本耳鼻咽喉科学会 耳鼻咽喉科専門医

身体障害者福祉法指定医(聴覚又は平衡機能障害・音声機能、言語機能又はそしゃく機能障害)

難病指定医

補聴器相談医

榎本 浩幸(非常勤)

卒業年 平成元年

日本耳鼻咽喉科学会 耳鼻咽喉科専門医

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