6月13日 地域医療支援研修会
更新日 令和7年6月18日
地域での情報共有と連携強化のための研修会
「障がいのある患者さんの意思決定支援」テーマに医療関係者など約90名が参加
6月13日、当院講堂にて令和7年度第1回地域医療支援研修会が開催されました。
今回は「障がいのある患者さんの意思決定支援を考える」をテーマに、発表とグループディスカッションが行われました。第1部の発表では、患者支援センターのご紹介の後、当院が地域の医療機関と連携し、実際に患者さんの意思決定を支援した事例を通じて、終末期医療の特徴や障がいのある患者さんに対する意思決定支援の難しさについて紹介しました。
第2部では、各グループに分かれて「どのような点に配慮した意思決定支援をすべきか」というテーマでディスカッションを行いました。医師、訪問看護師、理学療法士、地域包括支援センター職員、ケアマネジャー、市役所職員など、多職種約90名が参加し、活発な議論が交わされました。
医療需要が高まるなか、患者さんに寄り添い、よりきめ細やかな医療や介護、生活支援を行うためには、急性期病院だけではその役割を果たすことはできません。地域のさまざまな職種の関係者と綿密にコミュニケーションを図ることが、その解決の鍵となります。
今回の研修会は、多職種の方々と関係性を築き、意見交換を行う貴重な機会となりました。当院は平成24年3月8日に神奈川県知事より「地域医療支援病院」として承認を受けており、紹介患者さんに対する医療の提供や、地域の医療関係者向けの研修会の開催を通じて、今後も地域医療の充実に貢献してまいります。