6月5日 倫理研修が行われました
更新日 令和7年6月16日
6月5日 倫理研修が行われました
6月5日(木曜日)に倫理研修が行われました。
採用3年目の看護師を対象に卒後研修委員会担当職員の指導の下、実施されました。
講師は師長が務めます。
初めに採用1年目の倫理研修の内容の振り返りと倫理の原則、倫理綱領について、講義が行われました。
各グループに分かれて、事例検討を行いました。事例から「あなたならどうしますか?」との問いに対して、これまでの経験を踏まえ、それぞれの考え方を共有し、意見を出し合いました。
講義の後に、卒後研修委員が各グループに入り、日常のケアの中で、倫理的側面からジレンマを感じたエピソードについて、グループワークを行いました。
メモを取りながら検討を進めるグループや全員が資料を手に持ちながら検討を進めているグループなど進め方は様々でしたが、研修目標の「倫理の原則と倫理綱領に則って事例を分析することで、倫理的視点を整理することができる」達成に向けて、意見交換をしました。
最後に各グループの代表が発表を行いました。
「どちらかが正解で、どちらかが間違っているとはいえず、微妙な倫理的なジレンマが日々あります。ジレンマをそのままにしないで、引き続き検討することが大切であると考えました」と発表がありました。
研修を担当した師長からは、「ジレンマを抱えながら、日々より良い看護を提供するために、カンファレンスなどで話し合う機会を大切にしてほしいです。実際に経験することで得られることもたくさんあります。看護部の理念でもあるように、高い倫理観を持ち、尊厳をまもり、思いやりをもって看護をしていきましょう」と締めくくられました。