10月17日 10月は乳がん・ピンクリボン月間
更新日 令和7年10月21日
10月は乳がん・ピンクリボン月間
ピンクリボン月間に合わせた飾りつけで乳がん検診を啓発
「ピンクリボン」とは、乳がんの早期発見・早期治療の大切さを訴求するための世界的な運動のシンボルマークです。乳がんへの正しい知識を発信し、検診の受診を推進することを目的としており、毎年10月は「乳がん月間」と定められています。この運動には、乳がんで悲しむ人を一人でも減らしたいという願いが込められています。
茅ヶ崎市立病院では、ピンクリボンのシンボルを通して乳がんについて考えるきっかけづくりに、中庭の飾りつけを実施しました。
女性がかかる「がん」の罹患数第1位は「乳がん」。
乳がんは主に乳管や小葉(母乳を作るところ)にできる悪性腫瘍です。30代後半から罹患率が急増し、働きざかりや子育て世代の方など、若い世代もかかるがんであり、年間約9.5万人が乳がんと診断され、約1.5万人が亡くなる病気です。
50年前頃は50人に1人だった罹患率が、近年は9人に1人と大きく増加している現状があります。
当院には乳腺疾患の診療を専門とする乳腺外科が開設されています。当科では検診で要精密検査と診断された方以外にも、乳房のしこり、分泌物や痛み・違和感といった様々なお悩みをもった方の窓口になればと考えています。乳腺炎、線維腺種、葉状腫瘍などの良性乳腺疾患の治療・経過観察も行っています。まずは、お気軽にご相談ください。
10月の乳がん月間に合わせて、県内の様々な建物やランドマークをピンク色にライトアップし、乳がんの早期発見、早期治療の大切さを啓発する活動、ピンクリボンライトアップにも参加しました。
乳がんは早期発見、早期治療で9割以上が「治る」がんです。
罹患した方のおよそ5割は、検診で乳がんが見つかります。症状が無くても、2年に1度は乳がん検診を受けましょう。