がん診療支援センター
更新日 令和6年12月20日
がん診療連携支援センター
当院は諸運案東部2次医療圏に位置し、2018年(平成30年)4月に神奈川県知事から「神奈川県がん診療連携指定病院」として指定を受けました。茅ヶ崎市を中心に湘南東部地域の多くの患者さんのがん診療を担っており、手術、放射線治療及び薬物療法を効果的に組み合わせた「集学的治療」を提供しています。
湘南東部2次医療圏の「地域がん診療連携指定病院」である藤沢市民病院をはじめとした地域の医療機関と連携して、地域のがん医療の水準の向上を目指します。
がん診療連携指定病院について
「がん診療連携指定病院」は、専門的ながん医療や緩和ケアの提供、地域のがん医療を担う医療機関との連携、またがん患者に対する相談支援や情報提供など質の高いがん医療を提供する役割を担う病院として、厚生労働大臣が指定する「地域がん診療連携拠点病院」と同等の機能を有するものとして、県知事が独自に指定する病院です。当院は2018年(平成30年)4月に指定を受けています。
がん治療について
当院の診療科では、さまざまな種類のがんに対して専門の医師が一貫したケアを行っています。また、各診療科では、それぞれのがんに特化した効果的な治療方法を取り入れ、患者さまの状態に適したアプローチを目指しています。具体的な診療内容や体制については、各診療科のページをご覧いただき、詳しい情報をご確認ください。
内視鏡センター
当内視鏡センターは、日本消化器内視鏡学会の認定施設として、消化器内科・外科・呼吸器内科・呼吸器外科・内視鏡技師・看護師が連携をとって検査や治療にあたっています。日本消化器内視鏡学会の専門医4名が常勤医として在籍しており、女性の医師も多数おります。また、緊急を要する内視鏡に対し、24時間対応できる体制をとっており、夜間・休日も必要な処置をすぐに実行できます。
外来化学療法室
外来化学療法室は、抗悪性腫瘍薬や生物学的製剤の点滴治療を外来で受けていただく専門の施設です。近年、がん治療研究が飛躍的に進み、入院をいただかなくても外来で治療ができるようになりました。外来は、入院費の軽減や、仕事や子育て、家事、家族との生活などの日常生活の維持ができるといったメリットがあり、厚生労働省でも外来化学療法の整備を推進しています。
医療チーム一丸となって最適な医療体制の構築を
当院の外来化学療法室は、担当医師、薬剤師、がん化学療法認定看護師を含む看護師で構成され、消化器内科、乳腺外科、産婦人科、 泌尿器科、外科、リウマチ膠原病内科、皮膚科の 各専門医師の指示のもと、通年で安定した外来点滴治療を行っています。 各診療科医師、薬剤部、看護部、化学療法室現場スタッフ、事務職を含め、医療チームが一丸となって最新で安全な治療と、緊急時における横断的な安全管理体制を構築しています。
長時間の治療を快適に過ごすための環境を
また、時には数時間におよぶ点滴治療でも快適に過ごせるように患者さんにとって通いやすく、使いやすい環境づくりにもこだわりました。電源コンセントの位置にはじまり、光の強さや色味が調節可能な照明器具の導入、手元を明るく照らす読書灯、カーテンや壁の配色に至るまで、安心感を感じてもらえるようにこだわっています、医師自ら座り心地や寝心地を試した中から選んだリクライニングシートにはTVモニターを設置しました。また、Wi-Fi環境を完備し、ご自身のスマートフォンやタブレット端末で好きなテレビ番組や映画、電子書籍を読むこともできるようにしています。
放射線治療
放射線治療とは、リニアック(直線加速器)という装置を使用し、外部から高エネルギーの放射線(X線、電子線)を照射して、がん細胞を破壊する治療法です。放射線治療は局所的に作用するため、全身に副作用を及ぼすことは少なく、がん治療の重要な手段の一つとなっております。また、手術や化学療法と併用することで、治癒率を向上させることが可能といわれています。
当院では、「地域で完結できるがん治療」をめざし、2023年5月から、高精度放射線治療を行うべく、最新の放射線治療装置:TrueBeam(トゥルービーム)及び治療計画専用CT(AquilionLB)を導入し、運用を行っております。
緩和ケア
当院ではがんに伴う痛み・しびれ・息苦しさなどのからだの症状をはじめとした負担の軽減や生活面や心理面まで含めたサポートを専門に行う緩和ケア外来を開設しています。患者さんおよびご家族の方々に寄り添い、クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)を向上できるように努めています。受診を希望される場合、原則としてがん治療等に携わる医師の外来を受診していただくか、がん相談支援センターへご相談いただいたうえで、必要に応じて緩和ケア外来を受診いただくことができます。
院内がん登録
院内がん登録とは、医療機関内でがん患者の診療情報を体系的に収集・管理し、がんの発症状況や治療内容、治療効果などのデータを集積する仕組みのことを指します。日本においては、がんに関する統計や研究、治療の質の向上を目的として行われています。
当院の登録件数
録件数は前年の1月1日から12月31日までにがんと診断された症例数を集計しており、集計結果(登録部位別割合、性別部位別割合)については2022年(令和4年)1月1日から12月31日にがんと診断された症例を対象に集計しました。
がん相談支援センター
がん相談支援センターは、患者さんやご家族、地域の皆さまがご利用できる「がん」に関する相談窓口です。がんに関する情報提供を行い、不安、疑問、心配事についてのご相談をお受けしています。一人で悩まずに、どうぞお気軽にご相談ください。
がん患者サロン「すまいる」
当院では、がん患者さんやそのご家族が心の悩みや体験を語り合い、交換する場として「すまいる」を開設しております。話をすることや聞くことで、気持ちが楽になったり、整理ができたり、学びあえたり、元気になれることがあります。初めての方もお気軽にご参加ください。
セカンドオピニオンについて
当院では、治療内容や方針についてかかりつけの主治医以外の医師の意見を聞き、患者さん自身が今後の治療方針を決定するために、セカンドオピニオンの提供を行なっています。
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