RSウイルス感染の重症化を予防する新薬ベイフォータスについて
更新日 令和6年7月31日
RSウイルスの新薬について
RSウイルスは、ほぼ全員のこどもが0-1歳で罹患します。発熱、咳嗽、呼吸困難などの呼吸器症状を認めます。時に入院治療が必要になり、重症化すると人工呼吸器が必要となり、インフルエンザより死亡率が高い疾患です。
2024年7月よりベイフォータス注射を始めました。RSウイルス感染の重症化予防については、これまでは保険適用のある方に抗RSウイルス抗体薬のシナジス注射をしてきました。新しいベイフォータスは長時間作用型の抗RSウイルス抗体薬で、1回の注射で1シーズンをカバーできます。
また保険適用外の健常児についても自費診療で高価ですがRSウイルス感染を予防することができます。当院では準備中ですが、妊婦に予防接種をして新生児のRSウイルス感染予防をすることもできますので合わせてご検討ください。
自費診療の場合の費用(税込み)
新生児の場合 50mg 451,500円
(その他の場合 100mg 889,710円、200mg 1,957,360円)