AI内視鏡画像診断
更新日 令和6年12月12日
AI内視鏡画像診断
湘南・西湘地区ではじめてAIを搭載した内視鏡画像診断支援プログラムを導入
近年、疾患の増加に伴い大腸内視鏡の需要が高まる一方で、診断の質の更なる向上が求められています。当院の消化器内科では、このような状況を受けて、AI(人工知能)を搭載した内視鏡画像診断支援プログラム「EndoBRAIN-EYE」を導入し、診断の質を向上させました。
この技術は、内視鏡検査中に画像解析技術を使用して医師の診断を支援するシステムです。リアルタイムで画像を解析し、異常部位や病変箇所を自動的に検出することで、医師の診断を強力にサポートします。
最先端技術により内視鏡画像診断の精度と品質を向上
大腸病変の検出を自動で行い、大腸内視鏡検査中の画像を AI が解析し、ポリープ・がんなどの病変候補を検出するとリアルタイムで音と画面上の色で警告します。病変の発見を支援しつつ、最終的な診断は医師が行います。動画より抽出した約395万枚の内視鏡画像をAIの一種であるディープラーニングに基づき学習を行い、臨床性能試験では感度96.0%、特異度98.0%の病変検出精度を達成しました。
AI内視鏡画像診断プログラムで地域医療への貢献を
AIが内視鏡画像の解析をリアルタイムでサポートすることにより、微細な異常の検出率が向上し、リスクの軽減が期待されます。豊富な経験を持つ医師とAIのダブルチェックにより、大腸がんなどの病変発見率向上が期待されております。これにより、患者さんにはより迅速で精度の高い診断結果を提供できるようになります。
AI内視鏡画像診断支援プログラムの導入は、地域医療の質向上に大きく貢献するとともに、患者さんにとっても安心・安全な医療の提供に繋がると考えています。今後も最先端の技術を活用し、地域医療への貢献を続けてまいります。
当院の消化器内科について
当院の消化器内科では、AI内視鏡画像診断支援プログラムだけでなく消化器疾患に関する様々な診療に対応しています。以下のページもぜひご覧ください。
医師
- 栗山 仁(副院長)
-
卒業年 平成8年
医学博士
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会 消化器病専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医・指導医
日本肝臓学会 肝臓専門医・指導医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本医師会認定産業医
身体障がい者福祉法指定医(肝臓機能障がい)
臨床研修指導医
- 村田 依子(科部長)
-
卒業年 平成13年
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医日本消化器病学会 消化器病専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医・指導医
日本炎症性腸疾患学会 IBD専門医・指導医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
身体障がい者福祉法指定医(肝臓機能障がい)
日本消化器病学会 評議員
日本消化器病学会 関東支部評議員
臨床研修指導医
- 佐藤 高光(副科部長)
-
卒業年 平成21年
医学博士
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会 消化器病専門医・指導医
日本消化器病学会 関東支部・評議員
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医・指導医日本消化器内視鏡学会 関東支部・評議員
日本肝臓学会 肝臓専門医
日本膵臓学会 指導医
日本胆道学会 認定指導医
身体障がい者福祉法指定医(肝臓機能障がい)
臨床研修指導医