臨床検査科

更新日  平成30年6月11日

臨床検査科(技術部門)の紹介

臨床検査科(技術部門)は、検体検査、生理検査、細菌検査、病理検査の4部門に分かれています。

検体検査部門

  • 外来中央採血
     外来患者の採血を行います。採血管認証システムを使用し誤認を防止していますが、最終確認でお名前と生年月日をお聞きしていますのでご協力お願いします。
  • 生化学・免疫検査
     採血をした検体で肝機能、腎機能、糖尿病検査、メタボ健診項目、甲状腺検査、腫瘍マーカー、感染症検査、アレルギー検査等の測定を最新の検査機器で検査を行っています。
  • 血液検査
     血液の状態を調べるために、赤血球数、白血球数、血小板数などの測定、白血球数の種類を分類する血液像検査、血液の固まりぐあいを診る凝固検査等を行っています。
  • 尿一般検査
     尿、便(潜血、寄生虫)、髄液、体腔液(胸水、腹水)などを検体として検査を行います。
  • 輸血検査
     安全で適正な輸血が行われるよう、患者さんの血液型や不規則抗体検査、輸血を実施する際に行う交差適合試験、血液製剤の適切な条件での保管と管理、より安全性の高い自己血輸血製剤の保管と管理を行っています。

生理検査部門

検査項目 予約検査 検査内容
心電図   一般的な心臓の検査です。不整脈・心筋梗塞など心疾患の有無を調べます。
ホルター心電図 24時間連続して心電図を記録する検査です。胸に電極をつけ記録器を携帯して帰宅し、日常の活動中や就寝中の心電図を記録します。心電図と同時に血圧を測る機器もあります。
トレッドミル検査 心電図と血圧計を装着し、ランニングマシーンを使って歩きます。安静時検査ではわからない心電図の変化や、不整脈、血圧の変化をみて運動中の心電図の変化を調べます。循環器の医師が立ち会います。
ABI(血圧脈波検査)  

両手両足の血圧を測定して、動脈の詰まりや硬さをみます。

FMD(血管内皮機能検査)

腕を圧迫し、開放後にどれだけ動脈が拡張するかを超音波でみる検査です。

肺機能検査

◯(一部) 肺の生理的機能を測定する検査で、機能障害を検出するのが目的です。主に肺活量などの測定を行います。
筋電図   (注)医師が検査を行います
 *神経伝導速度 運動障害や知覚障害の原因が末梢神経によるものなのか、障害がある場合はその部位や程度を調べるための検査です。
 *針筋電図 筋肉の運動障害・脱力・痛みなどの原因が筋肉や神経によるものなのか、障害がある場合はその部位や程度を調べるための検査です。
脳波検査 脳の働きにともなって発生する微弱な電気活動を記録し、疾患(てんかん・腫瘍など)の診断や治療効果判定に有用です。
超音波検査    
 *心臓超音波検査 心臓の大きさや動き、弁(逆流や狭窄等)の様子をみます。
 *腹部超音波検査 肝臓・胆臓・膵臓・腎臓・脾臓等の臓器を観察し、形態変化や腫瘤の有無などをみます。

 

11
心電図
12
肺機能検査
13
トレッドミル検査
21
脳波検査室
22
脳波検査機器
23
筋電図室
31
腹部超音波検査室
32
心臓超音波室

細菌検査部門

 採取させて頂いた材料を用いて感染症(病気)の原因となっている細菌を検出し、菌名を調べ、その菌に最も効果のある薬(抗生剤)を見つけ治療の手助けをする検査です。


 検査方法

グラム染色

細菌を赤と青に染め分けます。

菌の形や並び方によってある程度の菌の推定が可能です。

蛍光染色

チールネルゼン染色

抗酸菌(結核菌)を染め、喀痰やその他の材料中の抗酸菌の有無を調べます。
培養 培地(寒天に栄養を添加したもの)に病原菌を発育させ、肉眼で見える大きさ(コロニー)にします。
同定 培養で発育させた菌の名前を決定します。
感受性 病原菌に効く抗生剤を調べます。

 検査項目

インフルエンザウイルスA・B抗原 鼻やのどの粘膜を綿棒で拭って調べます。
RSウイルス抗原

冬季乳幼児呼吸器感染症の主要な原因ウイルスです。

鼻汁で調べます。

アデノウイルス抗原

咽頭炎や結膜炎を起こすウイルスです。

綿棒で粘膜を拭って調べます。

ロタウイルス抗原

冬季の乳幼児下痢嘔吐ウイルスです。

便で調べます。

ノロウイルス抗原

突然の嘔気・嘔吐・下痢で始まる急性胃腸炎を引き起こすウイルスです。

便で調べます。

病原性大腸菌O157 O157が出す毒素(ベロ毒素)を調べます。
ピロリ菌

胃炎や胃潰瘍を引き起こす細菌です。

便で調べます。

病理検査部門

 病理診断は顕微鏡を使って人の目で見ることにより、診断をしていますが、ここではそのためのスライド標本作製、そして細胞診のスクリーニングが主な仕事となっています。

 現在4名の臨床検査技師(うち3名は細胞検査士)で業務を行っています。

 

 病理部門の仕事は主に細胞診、組織診、病理解剖の3つに分けることができます。

 

 細胞診は婦人科材料、喀痰、尿など、スライドガラスに塗抹された細胞を染色して標本を作製し、悪性細胞があるかどうか顕微鏡を用いて調べます。この検査はスクリーニングと呼ばれ、資格を持った細胞検査士が行っています。癌細胞と思われる細胞、あるいは疑わしい細胞をみつけると細胞診指導医にチェックしてもらい、診断されています。

 

 組織診は病院内の各部門で採取される、食道~大腸や、肺などの微小な組織片、乳腺や、肝臓といった部位からの針生検組織がホルマリン固定されて検査室に届きます。それらをいくつもの工程を経て、最終的に顕微鏡で検査できるように標本を作製しています。この標本から病理医によって診断された結果は、患者さんの治療にあたる主治医に伝えられ、その治療方針を決定するうえで大きな役割を果たしています。治療が手術に至った例では、癌の種類や、手術によって取り切れているかどうかなどの詳細な検索がすすめられます。ここで臓器の写真撮影、標本に必要な部分の切り出しなど、生検材料と同じように病理医が顕微鏡検査をするための、さまざまなサポートを行っています。これらの作業は患者さんとは直接会わないところで行われる、いわば病院の「縁の下の力持ち」的な存在ですが、検査室内に留まらず、内視鏡室や、放射線科、外来、病棟などの検体が採取される現場に出向いていって、より良い標本ができるように協力し、手術中に依頼される術中迅速検査にも携わっています。

 

 病理解剖は、亡くなった方のご遺族の承諾を得て、死因を明らかにするためや、診断や治療効果の検討のために実施されます。病理医が行いますが、臨床検査技師は培検の介助といったかたちで参加しています。年5回ほど、CPC(臨床・病理カンファレンス)で検討会が行われています。

 

 病理検査に用いられるスライド標本は、診断のために追加された特別染色も加わると一症例につき、数十枚にも及ぶことがあり、これらを間違いなく正確に受け付けること、診断後の標本、報告書の保存、管理等も重要な仕事となっています。

 

各種認定試験・資格取得状況

・日本臨床細胞学会 細胞検査士4名、認定病理検査技師2名、IAC国際細胞検査士4名

・日本輸血細胞治療学会 認定輸血検査技師1名

・日本超音波医学会 認定超音波検査士(循環器3名、腹部4名、体表2名、泌尿器1名)

・日本糖尿病療養指導士1名

・日本臨床検査医学会 二級臨床検査士14名、緊急臨床検査士8名

・衛生工学衛生管理者1名、第1種衛生管理者1名、有機溶剤作業主任者4名、特定化学物質 四アルキル鉛等作業主任者4名

医師

田中 洋(科部長)
卒業年 昭和56年
日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本救急医学会専門医、 日本リハビリテーション医学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本頭痛学会専門医・指導医
吉田 幸子
卒業年 昭和47年
日本病理学会認定病理医、日本臨床細胞学会細胞診指導医

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