代謝内分泌内科

更新日  平成30年5月9日

診療内容

 当科では、糖尿病、脂質異常症、肥満症などの生活習慣病やホルモンの病気である内分泌疾患を中心に診察しています。ライフスタイルの欧米化によって生活習慣病が増えていますが、なかでも急増しているのが糖尿病です。厚生労働省が発表した2012年糖尿病実態調査では、最近の糖尿病患者数は約950万人、糖尿病予備軍も合計すると約2,000万人となり、成人の約5人に1人は糖尿病患者あるいは予備軍であるとされます。
 また、高血糖が長期間続くことによる合併症によって、失明は年間約4,000人、腎不全のために血液透析を始める患者さんは毎日新たに約12,000人を超えています。とりわけ腎症による血液透析は透析の原因疾患の第1位でありその医療費は年間580万円と高額で国民の負担となっています。国としても放置できない問題として厚生労働省、日本糖尿病学会、日本糖尿病対策推進会議が2016年3月に協定を結び、対策に乗り出しました。

 神奈川県では、神奈川県糖尿病対策推進会議を中心として糖尿病合併症全体の重症化予防を重要な施策として位置付けています。茅ヶ崎市においても糖尿病地域連携クリティカルパスを構築し、診療、薬剤、看護、栄養部門を一体として地域全体の基盤の確立を目指しています。

 茅ヶ崎市立病院では、2011年から医師、看護師、栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士からなるチームを組織し、透析予防のプロジェクトを始めました。4年間の成果として、通常の診療と比較してチーム医療を行った人たちは腎機能の低下を25-50%にまで抑制することに成功し、腎症の悪化の要因である蛋白尿も減少しています。また、脂質異常症や肥満、高血圧などの危険因子が集結すると、心臓の血管の病変(冠動脈疾患)が進行し、心筋梗塞などの恐ろしい病気が発症する確率が高くなると言われています。このような糖尿病をはじめとする生活習慣病の早期発見、早期治療、適切な血糖コントロールによる合併症の予防や進展防止を目指しております。
 生活習慣病は、生涯にわたる治療が必要です。院外から紹介された患者さんは、上記のさまざまな治療で病状が改善した後、原則的に紹介元の病院や医院に戻って治療を続けていただきます。当科での診療が必要になれば、またいつでも診療いたします。このような紹介先の病院や医院と密接な連携をもって診療しております。とりわけ最近では歯周病のスクリーニングを医科で行い歯科につなげる試みも行っています。
 また、合併症のある患者さんでは、眼科、腎臓内科、循環器内科、神経内科、整形外科、皮膚科、また、運動療法についてリハビリテーション科など多くの関連各科と連携しながら治療を行っています。
 外来では、多くの医療施設から紹介された患者さんを対象に診療がなされ、個々の患者さんに適切な治療を選択しています。また、入院に関しても目的に応じていろいろなプログラム(教育入院、検査入院、治療入院、緊急入院)で対応し、それぞれの治療目標達成に努力しています。
 外来では、血糖コントロールに加えて、糖尿病合併症や肥満、脂質異常症、動脈硬化症の診断と治療を行っています。この中には、神経障害の評価、上肢・下肢血圧同時測定による動脈硬化の評価、血管内皮機能や腹部CT検査による内臓日門の評価などが含まれます。最新の医療にも取り組んでいます。インスリンポンプ療法(CSII)や24時間連続的血糖測定(CGM)、またインクレチン関連薬であるGLP-1受容体作動薬の導入では全国的にも多い医療機関です。糖尿病療養指導士によるインスリン注射や自己血糖測定の指導、管理栄養士による食事療法の指導により、個々の患者さんにあった治療を選択しています。
 また、糖尿病療養指導士によるインスリン注射や自己血糖測定の指導、管理栄養士によるカーボカウント法を含めた食事療法の指導により、個々の患者さんにあった治療を選択しています。

 入院に関しても目的に応じて次のようなさまざまなプログラムで対応しています。

  • 教育入院
     食事・運動療法を実際に体験し、薬物療法も必要に応じて始めるための入院です。うまくつき合えば糖尿病は怖い病気ではありません。糖尿病とのつき合い方を身に付けるための入院とも言えます。1~2週間の入院です。
  • 検査入院
     糖尿病や合併症の精密検査を集中して行う1週間の入院です。
  • 治療入院
     
    血糖コントロール不良の場合に治療法を調整、合併症を治療するための入院です。
  • 緊急入院
     
    糖尿病患者さんは昏睡、重症感染症などのため急に入院治療が必要になることがあります。迅速に随時対処しております。
  • 地域連携入院
     普段かかりつけの先生に診ていただいてる患者さんのための入院です。地域の先生方の要望に応じて必要なことを行います。原則火曜日に入院2週間後の火曜日に退院し、退院後は再び紹介医で診療を継続します。
     これらすべての入院患者さんの治療に関して、毎週月・木曜日は全体の症例検討を行い、各々の患者さんの病態やその推移をとらえ、検査計画の立案、治療方針の決定を行っています。
     また、毎週水曜日には院内部門横断的に薬局、看護部(外来、病棟)、栄養科、臨床検査科スタッフの会議を開催しています。診療科ほとんどすべての依頼に迅速に対応し、血糖コントロールの改善のために適切な治療法を選択しお勧めしています。

医師

佐藤 忍

 診療部長

 科部長

卒業年 昭和56年

 糖尿病教育 代謝内分泌疾患の管理

 特殊な病態 妊娠・周術期の糖尿病 糖尿病・内分泌疾患の管理

日本内科学会認定医・日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本糖尿病学会専門医・指導医、日本内分泌学会専門医・指導医、日本病態栄養学会認定専門医・指導医・認定NSTコーディネーター、日本消化器病学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肥満学会専門医・指導医、日本検査医学会専門医

田村 遥

 医長

卒業年 平成21年

 糖尿病・代謝内分泌疾患の管理
日本内科学会認定医・指導医、日本糖尿病学会専門医、日本内分泌学会専門医

王城 人志

 医長

卒業年 平成21年

 糖尿病・内分泌疾患の管理

日本内科学会認定医、日本内分泌学会専門医

長谷部 正紀

医長

卒業年 平成24年

日本内科学会認定医

伊藤 浩平

 修練医

卒業年 平成26年

糖尿病・内分泌疾患の管理

末園 太一

修練医

卒業年 平成28年

糖尿病・内分泌疾患の管理

近藤 義宣(非常勤)

卒業年 平成17年

 糖尿病・内分泌疾患の管理

日本内科学会認定医、日本内科学会総合内科専門医、日本糖尿病学会専門医、日本内分泌学会専門医

井上 幸奈(非常勤)
卒業年 平成17年
専門分野

 糖尿病・内分泌疾患の管理

日本内科学会認定医、日本内科学会総合内科専門医、日本糖尿病学会専門医
宮崎 裕子(非常勤)

卒業年 平成18年

専門分野

 糖尿病・内分泌疾患の管理

日本内科学会認定医、日本内科学会総合内科専門医、日本糖尿病学会専門医

外来スケジュール

 

月曜日

火曜日

水曜日

木曜日

金曜日

新患・再来

宮崎 裕子

(総合内科と兼務)

田村 遥

鈴木/吉田

井上 雄一郎

 

王城 人志

予約
(午前)

佐藤/近藤

肥満専門外来

佐藤/吉田

井上 幸奈

佐藤 忍

予約
(午後)

伊藤 浩平

糖尿病連携外来

(交代制)

鈴木 陽一

(隔週)吉田

/井上(幸)

王城 人志

田村 遥

新患:月~金曜日の8:30~11:00        再来:月~金曜日の8:30~16:00

〈入院病床数〉 15床

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茅ヶ崎市立病院 病院総務課 経営総務担当
〒253-0042 神奈川県茅ヶ崎市本村五丁目15番1号
電話:0467-52-1111(代表)
ファクス:0467-54-0770
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