ごあいさつ
更新日 令和6年9月26日
病院事業管理者ごあいさつ
茅ヶ崎市立病院は、「健やか・共創」という基本理念のもと、地域の基幹病院として急性期医療の充実を図るとともに、地域の医療機関との連携を強化しながら、市民の安全で安心な生活に寄与するために、多職種連携のもと高度で良質な医療の提供に努めています。
茅ヶ崎市では、令和3年3月に策定した「茅ヶ崎市総合計画」において、「市の目指す将来の都市像」として「笑顔と活力にあふれ みんなで未来を創るまち 茅ヶ崎」と定めています。また、将来の都市像の実現に向けた総合的な政策展開の方向性の一つとして、政策目標3では、「共に見守り支え合い、誰もが健康に暮らすまち」を掲げています。市立病院もこの計画を念頭においた取り組みを進めています。
近年、少子高齢化の進展に伴う医療ニーズの変化、現役世代の人口の急速な減少に伴う医療人材の不足や働き方改革への対応、新興感染症や災害医療等の健康危機管理事象への対応、さらには医療DXへの対応など医療を取り巻く環境が大きく変化する中で、市立病院にも変革が求められています。
令和5年4月からは、病院運営の責任を明確にし、多様に変化する医療環境や医療ニーズに対して迅速に対応するため、地方公営企業法全部適用へと経営形態を見直しました。
また、令和6年3月に策定した「茅ヶ崎市立病院経営計画」では、重点的な取組として、がん診療、救急医療、小児・周産期医療、地域完結型医療などの充実強化や患者さんから選ばれる病院、病院職員が働きたいと思う病院などを掲げ、それぞれに年度目標を定めています。
こうした取組みを通して高度で良質な医療を持続的に提供するうえでも、経営基盤をさらに強化し、安定的な病院運営を行うことが重要です。市民の皆さま、地域の医療機関をはじめ介護施設等関係機関の皆さま方におかれましては、引き続きご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
茅ヶ崎市病院事業管理者 中沢明紀
病院長ごあいさつ
茅ヶ崎市立病院は「健やか・共創」の基本理念のもと、地域の急性期基幹病院として臨床研修病院、地域医療支援病院、災害拠点病院、神奈川県DMAT指定病院、地域周産期母子医療センター、神奈川県がん診療連携指定病院、紹介受診重点医療機関等多くの機能を担っております。
令和2年よりはじまった新型コロナウイルス感染症では、神奈川モデル認定医療機関（高度医療機関・重点医療機関協力病院）として、地域の入院患者さんを多数引き受けてまいりました。新型コロナ感染症は令和5年5月8日に5類へ引き下げられましたが、その後も新型コロナ感染症をはじめとする感染症患者さんの入院治療は継続しております。
令和6年度からの経営計画では、（1）がん診療体制の強化、（2）救急診療の充実、（3）小児・周産期医療の充実、（4）地域完結型医療の推進、（5）患者さんから選ばれる病院を目指す、（6）職員が働きたいと思う病院を目指す、の6点を重点的な取り組みとしています。
がん診療体制の強化には令和3年に内視鏡センター及び外来化学療法室をリニューアルし、令和5年より新規放射線治療装置（リニアック）、手術支援ロボット（ダヴィンチ）を導入し、治療を開始しています。
みなさんご存じの通り、令和6年4月からは医師の働き方改革が開始されました。医師の業務負担の軽減のため、当院でも主治医だけでなく診療科全体でチームとして患者さんを診ていくこと、タスクシフト・タスクシェア等を推進してまいります。今後も救急診療の充実、小児・周産期医療の充実を勧めていくためにも、皆さん方のご理解が必要となります。緊急時以外は診療時間内での受診をしていただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
そのほか、整形外科では令和5年8月に脊椎センター・人工関節センターを開設し、より専門性の高い治療を開始いたしました。脳神経外科では令和5年度に常勤医が不在となっておりましたが、令和6年度から常勤医が復活し、脳神経外科の入院診療を再開いたしました。
また、令和5年度には病院本館改修工事も完了し、救急外来の拡張、患者支援センターの移転、眼科外来手術室の完成等により病院内も整備され、病院機能を充実させております。
当院が急性期病院として地域完結型医療の一翼を担い、患者さんからも選ばれ、職員からも選ばれる病院を目指していけるよう努力してまいりますので、今後ともご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
病院長 藤浪 潔