10月24日 災害対応訓練を実施

更新日  令和8年10月29日

~ いつ起こるかわからない災害に備え、医療を守るための日頃の備えを ~

訓練開始の様子

10月24日(土曜日)、当院にて災害対応訓練を実施しました。

今回は、茅ヶ崎市立病院の職員をはじめ、災害協力病院や委託事業者の皆さま、平塚看護大学校の看護学生、茅ヶ崎市消防本部の救急隊員など、総勢約135名が参加しました。

ブリーフィング

本訓練は、地域の災害拠点病院として大規模災害に備え、職員一人ひとりの災害対応能力の向上を図るとともに、多職種が連携した迅速かつ的確な情報共有を実現するための指揮系統や医療提供体制を確認することを目的に実施しました。

訓練当日は緊張感のある雰囲気の中、各班が相互に連携しながら、災害発生時の医療活動や情報共有の手順を訓練するとともに、今後の課題を洗い出しました。

情報伝達訓練

本部の様子1

今回は休日に災害が発生した状況を想定し、限られた人員での初動対応を訓練しました。
院内の被害状況や職員の参集状況などの必要な情報の収集・整理を実施。その後、収集した情報を関係部署へ伝達し、災害発生時の状況把握と情報共有の手順を確認しました。

本部の様子2

また、実際の災害発生時に想定される市民の通報から茅ヶ崎市消防本部の指令室を経由した情報伝達のシミュレーション、ライフラインや物資の確認およびEMIS(広域災害・救急医療情報システム)への入力操作訓練にも取り組みました。

トリアージ訓練

トリアージ

「トリアージ」とは
災害時における限られた人的物的資源のなかで、最大多数の傷病者に最善を尽くすために、傷病者の緊急度と重症度をふまえ、処置や搬送を行う優先順位を決めること。

▼写真左:
トリアージした情報をもとに色分けし、傷病者に付けるタグ。色の区分は緊急の度合いを示す。 

トリアージの様子

病院1階ではトリアージエリアを展開し、救急車にて搬送されてきた模擬患者の受け入れや、救護班の医師と看護師によるトリアージが行われ、処置完了もしくは入院転院までの運用確認を行いました。

入院転院訓練

避難誘導班

避難誘導班は、ストレッチャーや車いすを実際に使用し、模擬患者をトリアージの結果に応じて適切な場所へ搬送する訓練を行いました。搬送に必要な人員が不足した際には、本部へ追加の搬送要員を要請するなど、状況に応じた対応を実践しました。

病棟班看護師チーム

本部では、トランシーバーを使用して各班と連絡を取り合い、院内の状況把握と情報の集約を行いました。トリアージを行う救護班からの状況報告を受け、手術の実施可否を判断するほか、病棟班と連携して入院患者の受入れを調整するなど、各活動班から寄せられる情報をもとに、病院機能を維持するための指揮・運営体制を確認しました。

給食訓練

給食班

給食班では、災害時の食事提供に備え、炊き出しに使用する大型の調理器具の操作確認を行いました。手順マニュアルに沿って実際に器具に着火してお湯を沸かし、使用方法や動作状況を確認しました。

湯沸かし

当院では、災害時において電気やガスが使用できない状況になっても、給食調理を実施し食事を提供できる体制の維持に努めています。

災害拠点病院として

訓練全体

今回の訓練を通じて、多職種間の情報共有や災害協力病院との連携体制の重要性を改めて認識しました。また、災害発生時には、職員一人ひとりの迅速かつ的確な状況判断に加え、各班が連携し、組織として対応することが不可欠であることを再確認しました。

今回の訓練で得られた知見や明らかになった課題を踏まえ、実践的な訓練を継続し、地域の災害拠点病院としての責務を果たせるよう、災害対応能力のさらなる向上に努めてまいります。

訓練にご参加、ご協力いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。
引き続き、皆さまのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 

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