専門・認定看護師に聞いてみよう!
更新日 令和7年10月6日
皮膚・排泄ケア認定看護師
茅ヶ崎市立病院看護部で働いている皮膚・排泄ケア認定看護師へインタビュー形式で、お話を伺いました。
皮膚・排泄ケア認定看護師を目指したきっかけ
私は、外科系の病棟に長く勤務していましたが、ストーマケアや創傷管理で難渋することが多く、自身の知識や技術不足を感じていました。皮膚や排泄ケアの専門的な知識を学ぶことができれば、患者さんやスタッフに還元することができるのではないかと考え、認定看護師教育課程を受講しようと考えました。
皮膚・排泄ケア認定看護師になるまで(課程など)
全国に様々な認定看護師教育機関がありますが、私は静岡県立静岡がんセンターで開講されている皮膚・排泄ケア分野を受講しました。約8ヶ月にわたり専門分野の知識や技術を、机上や実習等で学びました。その道のスペシャリストたちが自身の経験を交えながら授業や演習を行ってくださったことが今でも印象に残っています。認定看護師教育を修了した後は、日本看護協会が実施する認定看護師審査を受けることになります。審査に合格すると日本看護協会認定の認定看護師となり、スペシャリストの仲間入りとなります。
皮膚・排泄ケア認定看護師としてどのような活動をしていますか(認定看護師として活動で心がけていることなど)
私は現在、消化器外科や泌尿器科を有する外科系混合病棟で勤務しています。ストーマケアや創傷ケア、排泄ケアについて患者さんが退院後の療養の場で困ることのないよう、他職種と協働し、退院後に安心して日々の生活が送れるようなケアを提供するよう心がけています。また病棟での活動以外に、スキンケア外来での患者相談や排尿ケアチーム、褥瘡対策チームに所属し、院内スタッフへのアドバイスや学習会を開催し、スタッフのスキル向上に努めています。
母性看護専門看護師
茅ヶ崎市立病院看護部で働いている母性看護専門看護師へインタビュー形式で、お話を伺いました。
母性看護専門看護師を目指したきっかけ
池上彰さんが紹介していた「難民に粉ミルクを送っても水が原因で解決につながらず、母乳を支える支援が始まった。」という話に感銘を受けました。大切なのは、その場の状況を見極め、本当に役立つ方法を考えることだと実感しました。この気づきから、人々が直面する課題に対し、科学的根拠に基づき、安全で効果的な支援を届けたいと考えました。そして、知識や技術を仲間と共有し、組織で活かす力をつけたいと思ったことが専門看護師を目指したきっかけです。
母性看護専門看護師になるまで(課程など)
大学院では、妊娠糖尿病と診断された妊産婦の体験を研究しました。自覚症状がないまま、出産まで厳格な血糖コントロールが必要となる中で、多くの妊産婦が「健康的な生活、特に食事や日常の過ごし方が大切」と感じていました。その言葉に触れ、妊産婦一人ひとりが思う「健康的な生活」とは何かを考えるようになりました。この視点は、私にとって看護を考える上で大切な指針となり、今の基盤につながっています。
母性看護専門看護師としてどのような活動をしていますか(専門看護師として活動で心がけていることなど)
母性看護専門看護師として、妊娠期から産後にかけての女性や家族の不安に寄り添い、安心して過ごせるように支援してきました。単に育児方法を教えるのではなく「あなたの方法で大丈夫」と伝え、自信を育み、愛着形成を支えることを心がけています。また、地域周産期母子医療センターとしてハイリスクに対応できる体制づくりに関わり、新生児蘇生法の訓練や緊急帝王切開の振り返りを重ね、職員が同じ方向で協力できる環境を整えてきました。さらに知識や経験を共有し、研究や学会発表にも取り組んでいます。
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