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泌尿器科

更新日  平成29年11月15日

茅ヶ崎市立病院泌尿器科では、泌尿器科診療全般を行っております。
 20174月より藤浪・関口・臼井・能登の4名の常勤医と近隣で開業されている朝倉先生、そして仙賀院長に外来をお手伝いしていただき診療を行っております。
 泌尿器科診療全般の中でも特にがん診療に力を入れております。泌尿器がん(前立腺がん、腎がん、膀胱がん、腎盂尿管がん、精巣がん、陰茎がん等)は診断、治療だけではなく、その後の外来通院、病気が進行した場合の治療・緩和医療等を含めると生涯にわたり見ていく必要があります。その意味で、家の近くの病院で安心して診断・治療から最後までみていくのが理想的と考えます(手術内容・手術時の所見は千差万別であり、その後のフォローも治療内容がしっかり分かっている同じ施設で行うことが理想です)。

当院の泌尿器科がん診療において特筆すべき点を挙げますと、

 (1)からだに優しい低侵襲治療である腹腔鏡手術(前立腺癌、腎癌、腎盂尿管癌、副腎腫瘍で行っております)、経尿道的内視鏡手術を積極的に行っていること

 (2)仙賀院長を含め、泌尿器科指導医2名、泌尿器科専門医3名が常勤していること

 (3)藤浪は泌尿器腹腔鏡技術認定医であり、さらに藤浪、関口の2人は癌治療認定医(認定医とは,日本癌治療認定医機構が、がん治療の共通基盤となる臨床腫瘍学の知識およびその実践を支える基本的技術に習熟し,医療倫理に基づいたがん治療を実践する優れた医師を認定する資格です)を取得していること

 (4)藤浪は茅ヶ崎市立病院の緩和ケアチームのチーム長として、関口も緩和ケアチームのメンバーとして当院全体の緩和ケアに中心的に携わっていること

 (5)藤浪は合計5年間神奈川県立がんセンター泌尿器科医長としてがん治療の診療をしていた実績があること

 (6)泌尿器科内では毎日カンファレンスを行い、全員で相談しながら治療方針を決めていること

このように、茅ヶ崎・寒川の方をはじめ、その近隣の泌尿器がんの方にも安心して当院で診断・治療・外来通院していただけると思います。

 前立腺がん診断のための前立腺針生検は、23日の入院で超音波モニター下、経会陰式で行っております。脊椎麻酔で行いますので、痛みは感じません。生検で大切なことは、苦痛を伴わないこと、正確に狙った部位を生検すること、合併症が少ないことです。いずれも、当院での麻酔下経会陰式生検は優れていると考えます。

前立腺がんに対する手術療法は腹腔鏡手術を行っております。腹腔鏡手術のメリットは出血が少なく、拡大視野で手術できることで、機能の温存が期待できることです。リスクの高くない患者さんには失禁の合併症を減少させるよう、骨盤の解剖学的構造を温存する手術を行っております。 

前立腺がんに対する放射線治療(外照射)も当院で行っております(3D-CRTになります)。ホルモン療法に抵抗性の場合は外来化学療法室で抗がん剤の投与も行っております。

腎がん、腎盂尿管がんは基本的に腹腔鏡手術を行っております(腹腔鏡手術が難しい場合は開腹手術を行います)。泌尿器科の手術の中で腹腔鏡手術での最大のメリットのあるのは腎、副腎の手術です。術後の回復も早くなります。転移性腎がんにはインターフェロン療法、分子標的薬による最新治療を行っております。
 膀胱がんの治療は手術、抗癌剤治療等を行っております。膀胱を摘除する必要がある場合には適応があれば新膀胱造設術(腸管で膀胱を作り、尿道より排尿する方法)を行います。進行性の膀胱がん、腎盂尿管がんに対しては積極的に抗癌剤療法を施行しております。抗癌剤の2次治療も行っております。
 精巣がんは手術療法後、必要な場合抗癌剤投与を行っております。高度進行性の場合は県立がんセンター等で抗癌剤治療をお願いする場合がございます。
 副腎腫瘍も腹腔鏡手術を行っております。
 泌尿器系がん治療だけでなく、前立腺肥大症に対する経尿道的内視鏡手術は行っております。

尿路結石に対する治療はレーザーによる、積極的に経尿道的尿路結石治療を多数行っております。
 ご不明な点はお気軽に医師にご相談ください。

 

2011年

2012年

2013年

2014年

2015年

2016年

前立腺全摘術

(うち腹腔鏡)

18

(0)

25

(0)

21

(0)

16

(0)

17

(15)

25

(25)

膀胱全摘術

5

9

7

6

4

6

腎摘除術

(うち腹腔鏡)

5

(3)

9

(7)

6

(5)

4

(4)

5

(5)

4

(4)

腎部分切除術

(うち腹腔鏡)

2

(0)

6

(6)

2

(2)

1

(1)

4

(4)

3

(3)

腎尿管全摘術

(うち腹腔鏡)

10

(9)

5

(5)

11

(11)

11

(11)

9

(9)

9

(9)

腹腔鏡下副腎摘除

3

5

8

6

0

2

経尿道的膀胱腫瘍切除術

82

94

99

90

72

93

経尿道的前立腺切除術

43

43

57

28

34

37

前立腺針生検

147

144

104

103

111

110

経尿道的上部尿路結石除去術

6

7

19

63

65

79

(注)手術実績(1月から12月のデータです)

臨床研究に関するお知らせ

非尿路上皮・尿路悪性腫瘍に関する臨床病理学的検討へのご協力のお願い

横浜市立大学泌尿器科教室では、大学2病院に神奈川県下20施設が参加する横浜膀胱腫瘍研究会を設立し、尿路悪性腫瘍のより良い診断・治療を目標として、さまざまな臨床研究を行なっております。

膀胱癌、腎盂癌、尿管癌といった、尿の通り道(尿路)にできる悪性腫瘍のことを尿路悪性腫瘍と呼びますが、その多くは尿の通り道を裏打ちしている尿路上皮細胞と呼ばれる細胞から発生し、もとの細胞の性質を残しているために、「尿路上皮癌」と呼ばれています。ところが、極めて稀ですが、尿路上皮癌ではない、別の形態を示し、性質も大きくことなる「非尿路上皮癌」というものが存在します。

「非尿路上皮癌」は極めて稀なため、その実態は明らかにされていません。

そこで、横浜膀胱腫瘍研究会では、参加施設で治療された「非尿路上皮癌」の患者様を対象に、その診療経過、手術の際に摘出した腫瘍、臓器から作成された病理標本を解析し、この極めて稀な「非尿路上皮癌」の病態を明らかにし、治療成績の向上に貢献したいと考えております。

1.対象

以下の参加施設において2000年1月~2017年3月に非尿路上皮尿路悪性腫瘍と診断され治療を受けられた患者様の診療録を調査対象といたします。

2.方法

参加施設の担当医が患者様の個人情報を排除した上で、診療録とは別の番号により匿名化し、病歴・検査結果・治療内容・臨床経過・病理標本を収集させていただきます。収集された情報は、さらに施設名も匿名化したのち、横浜膀胱腫瘍研究会事務局(横浜市立大学附属病院 泌尿器科医局)に送付され、解析が行なわれます。

3.研究における倫理的配慮について

 本研究は横浜市立大学研究倫理委員会にて承認を得たものです。また本研究は、過去の診療録や病理標本を対象とした研究であるため、患者様の生命・健康に直接影響を及ぼすことは無く、実験的な研究ではありません。氏名・年齢・性別・住所・電話番号・ID番号などの個人情報はすべて削除されてから事務局に送付・解析されますので、個人情報が漏れることはありません。研究成果は、医学の発展のために学会発表や学術論文発表などをさせていただくことはありますが、その際も個人の特定が可能な情報はすべて削除されます。

また、研究対象に該当するか否かにより、実際の診療内容に影響が出ることはありませんし、研究にご協力いただけない場合でも診療上の不利益をこうむることはありません。

 なお、当研究には特定の費用はかからないため、補助金等の授受はありません

医師

藤浪 潔(科部長)

卒業年 平成元年
日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本がん治療認定医、暫定教育医、
泌尿器腹腔鏡技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医(泌尿器腹腔鏡)

関口 善吉

卒業年 平成19年
日本がん治療認定医、日本泌尿器科学会専門医

日本内視鏡外科学会技術認定医(泌尿器腹腔鏡)

臼井 公紹

卒業年 平成23年

日本泌尿器科学会専門医

能登 紀彰
卒業年 平成25年
仙賀 裕(病院長)
卒業年 昭和53年
日本泌尿器科学会専門医・指導医
朝倉 智行(非常勤)
卒業年 平成3年
日本泌尿器科学会専門医・指導医

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茅ヶ崎市立病院 病院総務課 経営総務担当
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