リハビリテーション科(技術部)
更新日 平成23年5月23日
リハビリテーション科では、急性期の入院リハビリテーションを中心に実施しています。対象は脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血)後遺症による運動機能障害・高次脳機能障害・嚥下障害など、整形外科疾患(主に骨折・脊椎疾患・人工関節置換術前後・肩関節周囲炎など)、また胸腹部術後・呼吸器・循環器・消化器・腎臓内科などの内科疾患・婦人科疾患に伴う廃用症候群や小児疾患など多岐にわたっています。
患者さんの早期在宅復帰を目標に、理学療法(Physical Therapy;PT)、作業療法(Occupational Therapy;OT)、言語聴覚療法(Speech Therapy;ST)の各療法士が協力し、より質の高い医療を提供することを心がけています。
また、外来リハビリテーションも必要に応じて行っています。
リハビリテーション科は、理学療法士6名(うち非常勤1名)、作業療法士2名、言語聴覚士2名、補助員2名(臨時職員)のスタッフで運営しています。
理学療法(Physical Therapy:PT)
何らかの疾病、傷害(スポーツを含む)などによる機能・形態障害に対して、運動療法と物理療法によって改善を図る治療科学です。
運動療法は、関節可動域(Range of motion;ROM)、筋力、協調性などの身体機能の改善を図るものです。関節可動域練習、筋力増強練習や歩行練習などを行います。
物理療法は、温熱、水、光線、電気などによって疼痛、循環などの改善を図るものです。
能力障害が残った時には、寝返り、起き上がり、起立、歩行などの基本動作や日常生活動作(Activities of Daily Living;;ADL)についての指導、福祉用具(杖、歩行器など)の選定、住宅改修・環境調整などを行います。
近年、糖尿病などの生活習慣病の予防・コントロール、障害予防も理学療法の対象になっています。
作業療法(Occupational therapy:OT)
作業療法の「作業」は、日常生活動作や家事、趣味、犬の散歩や宴会に参加することまで、人間が行なう「意味があること全て」をさします。
作業療法とはそれら作業の改善を目標に行うリハビリです。
当院の主な作業療法は以下の通りです。
- 作業を行うのにかかせない腕や指の動きに対して、動きにくい原因を見つけ練習を行います。
- 食事やトイレ、また着替えや洗面・入浴などの日常生活動作が一人でできるように、できない原因を見つけ練習を行います。
- 調理や買い物など、退院後家事をなさる患者さんに対して練習を行います。
- 作業に合わせた住宅改修案の作成や福祉用具の選定なども行います。
- 落ち込みが激しいなど、精神面での問題を抱えている方に対し、精神面でのアプローチも含めた練習を行っております。
言語聴覚療法(Speech Therapy:ST)
脳血管障害や神経筋疾患により生じる言語障害(失語症・構音障害)、高次脳機能障害、嚥下障害に対する評価、訓練を実施しています。
失語症は言葉の仕組みの障害で、「話す」、「聞く」、「読む」、「書く」、のすべてに何らかの障害が生じます。
構音障害は主に「ろれつが回らない」という症状です。必要な検査の後、周囲の方とのコミュニケーションができるだけうまくいくようにお手伝いをいたします。
高次脳機能障害は記憶、注意、視覚認知などの低下が見られ、「新しいことが覚えられない」、「気が散りやすい」、「ものを見つけられない」、などの症状が見られます。日常生活で困らないように練習を行います。
言語・高次脳機能障害は回復までに時間がかかることがあるため、退院された後、外来通院でのリハビリテーションも実施しています。
最近では高齢者の嚥下障害(「むせる」、「飲み込みに時間がかかる」、など)の方が多く、誤嚥性肺炎後の嚥下訓練が増加しています。必要な方には嚥下造影検査や内視鏡検査を行い、検査の後、食べるための練習と食べ方(姿勢、一口量、速さなど)を指導します。
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