代謝内分泌内科
更新日 平成23年5月23日
当科は、糖尿病、高脂血症、肥満症などの生活習慣病やホルモンの病気である内分泌疾患を中心に診療しています。ライフスタイルの欧米化によって生活習慣病が増えていますが、なかでも急増しているのが糖尿病です。厚生労働省が2003年に発表した2002年糖尿病実態調査では、最近の糖尿病患者数は約740万人、糖尿病予備軍も合計すると約1620万人となり、成人の約6人に1人は糖尿病患者あるいは予備軍であるとされます。
また、高血糖が長期間続くことによる合併症によって、失明は年間約4000人、腎不全のために血液透析を始める患者さんは毎年新たに約12000人を越えています。神経障害や足壊疽などの合併症で苦しまれる患者さんも増加しています。また、高脂血症や肥満、高血圧などの危険因子が集積すると、心臓の血管の病変(冠動脈疾患)が進行し、心筋梗塞などの恐ろしい病気が発症する確率が高くなると言われています。このような糖尿病をはじめとする生活習慣病の早期発見、早期治療、適切な血糖コントロールによる合併症の予防や進展防止を目指しております。
生活習慣病は、生涯にわたる治療が必要です。院外から紹介された患者さんは、上記のさまざまな治療で病状が改善した後、原則的に紹介元の病院や医院に戻って治療を続けて頂きます。当科での診療が必要になれば、またいつでも診療いたします。このように紹介先の病院や医院と密接な連携をもって診療しております。
また、合併症のある患者さんでは、眼科、腎臓内科、循環器内科、神経内科、整形外科、皮膚科、また、運動療法についてリハビリテーション科など多くの関連各科と連携しながら治療を行っています。
外来では、多くの医療施設から紹介された患者さんを対象に診療がなされ、個々の患者さんに適切な治療を選択しています。また、入院に関しても目的に応じていろいろなプログラム(教育入院、検査入院、治療入院、緊急入院)で対応し、それぞれの治療目標達成に努力しています。
外来では、血糖コントロールに加えて、糖尿病合併症や肥満、高脂血症、動脈硬化症の診断と治療を行っています。この中には、神経障害の評価、上肢・下肢血圧同時測定による動脈硬化の評価や腹部CT検査による内蔵肥満の評価などが含まれます。
また、糖尿病療養指導士によるインスリン注射や自己血糖測定の指導、管理栄養士による食事療法の指導により、個々の患者さんにあった治療を選択しています。
入院に関しても目的に応じて次のようなさまざまなプログラムで対応しています。
- 教育入院
食事・運動療法を実際に体験し、薬物療法も必要に応じて始めるための入院です。うまくつき合えば糖尿病は怖い病気ではありません。糖尿病とのつき合い方を身に付けるための入院とも言えます。1-2週間の入院です。 - 検査入院
糖尿病や合併症の精密検査を集中して行う1週間の入院です。 - 治療入院
血糖コントロール不良の場合に治療法を見直したり、合併症を治療するための入院です。 - 緊急入院
糖尿病患者さんは昏睡、重症感染症などのため急に入院治療が必要になることがあります。迅速に随時対処しております。
これら全ての入院患者さんの治療に関して、毎週月曜日は全体の症例検討を行い、各々の患者さんの病態やその推移をとらえ、検査計画の立案、治療方針の決定を行っています。
また、毎週水曜日には院内部門横断的に薬局、看護部(外来、病棟)、栄養科、検査科スタッフの会議を開催しています。診療科ほとんど全ての診療科から入院患者さんの糖尿病診療に関して依頼を受けています。私達は、それら全ての依頼に迅速に対応し、血糖コントロールの改善のために適切な治療法を選択しお勧めしています。
医師
- 佐藤 忍(診療部長)
- 卒業年 昭和56卒
日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本糖尿病学会専門医・指導医、日本内分泌学会専門医・指導医、日本病態栄養学会認定NSTコーディネーター、日本消化器病学会専門医・指導医、日本医師会産業医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本臨床検査医学会専門医 - 近藤義宣
- 卒業年 平成17卒
日本内科学会認定医 - 永倉 穣
- 卒業年 平成19卒
日本内科学会認定医 - 木村雅代
- 卒業年 平成20卒
- 佐藤光一郎(非常勤)
- 卒業年 平成17卒
日本内科学会認定医 - 宮崎裕子(非常勤)
- 卒業年 平成18卒
日本内科学会認定医
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